30代後半、女性の就職活動

私は現在都内の総合病院で視能訓練士として勤務しています。視能訓練士の資格を取得する前は、一般企業で営業職として15年ほど勤務しており、資格取得の為に退職し視能訓練士の専門学校に1年間通学しましたので、視能訓練士として就職活動を始めたときは37歳になっていました。

 

私は独身のため、養ってくれるような夫もいませんし、いい年なので実家に頼るのも気が引けますので、何が何でも就職をしなければいけないという気持ちでいっぱいでしたが、希望する職種の年齢制限がほとんどの場合33歳までとなっており、私のような年齢を重ねた女性を迎え入れてくれる病院は非常に少ないと実感しました。
また、募集時に年齢制限がなくても、一緒に受験するライバルたちは20代の若い方が多く、年齢的にはかなり不利だと感じました。
それでも、30代後半で経済的にも社会的にもとにかく安定したいという気持ちで、必死に就職活動をしていたのですが、受験しても採用されないことが続きました。その頃は、自分の人間性まで否定されたような気持ちになって、毎日暗く落ち込み、将来への不安で毎日泣いていました。また、安定した職業に就いていたり専業主婦の友人が羨ましく、自分の境遇と比べて卑屈になってしまったりしていました。

 

しかし、私は15年間、同じ企業でひとつの業務を継続してこなしてきた経歴があります。最近は、人間関係がうまくいかなかったり、仕事内容がつまらなかったりする理由で、転職を繰り返す方が多いと聞いていましたので、自分がひとつの仕事を継続して続けてきたことに自信を持とうという気持ちになってからは、顔つきや話し方も明るくなったように感じます。

 

就職試験の際に、異業種のに就いていた事を話しても何もアピールにならないと思っていたのですが、募集する側の意見として「周りとうまくやっていく能力」はかなり優先される項目なのだと気付きました。その点では、接客応対でのスキルは一般企業の営業職として訓練されていましたし、精神的にも成熟する年齢に達しつつありましたし、気分を常にフラットに保つことは問題なくできると思っておりましたので、その点をアピールしたところ現在の病院に常勤職員として採用していただくことができました。